フィリピン再訪 演劇ワークショップでアジアの農村をつなぐ レポート9

演劇ワークショップでアジアの農村をつなぐ レポート9
「キアガンから帰路につく」

キアガンには日本軍のあとが色濃く残っています。
私たちは地元出身スタッフFaithの案内で、原住民の不思議な伝説が残る池や博物館などを訪れました。
町の中には日本風の建物がぽつぽつと建っています。
博物館では、農業のことも学べますが、日本軍が進攻した時の様子が映像でも流れます。約100万人のフィリピン市民が犠牲となりました。
昭和20年8月15日日本終戦の日、フィリピンには正式は停戦命令が届きませんでした。9月3日のバギオでの降伏調印式が終戦の日であり、フィリピンの独立記念日になります。
この山の中から陸軍山下大将はバギオへと移され、降伏調印式の後、裁判にかけられフィリピンの地で処刑されました。
その山々がよく見える記念塔の上で、死んで行った方達へ、そしてこれからの私たちの関係に祈りをささげました。
フィリピンと日本がこれからも補い合いながら共にいれることを祈ります。
思えばワークショップで何度も伝えようとした、共存するものへの尊重、そして移りゆく風景(時間)を受け入れることは、またここにも繋がっている気がします。

旅はそろそろ終わりです
キアガンからラガウェに移動し、ラガウェでやすさんと康平、Faithと別れ、めえこちゃんと2人でマニラ行のバスに乗り込みました。といっても、一度乗り込んだバスは故障のためにまた降りて乗り換え、1時間ほど遅れて夜明け頃マニラに着きました。朝のラッシュが始まるぎりぎり前でほっとしました。(めえこちゃん楽しかったね!)

今回もたくさんの方にお世話になり、ありがとうございました。
導いてくれたまりこさん、最初から最後まで珍道中をご一緒してくれためえこちゃん(withChiyosan)たくさんの方の顔が浮かぶのですが、、みなさんありがとうございました。

さて!
またこのあとに。つづく。