丑年

デジタルで挨拶というのも好きでない。
だれに言っているのかかわらない、あけましておめでとう、なんて何の意味があるんだろう。でもなんだか誰かに大きな声で言いたい!あけましておめでとう!!
長い間、これをかく気に慣れなかったようだ。シャンティ二ケタンは、12月23日から大きな祭りを向かえ、私はその後年末年始にかけ旅に出た。年始はバラナシのガンガー(ガンジス河)岸で迎えた。ガンガー岸の火葬場は変わることなく死体を焼き続けている。そして大きな出会いがそこから続いていく。いま少し落ち着いて村に腰を下ろしたところ。数日前から模写の作業を止め、水彩絵の具とナチュラルダストを使って絵を描き始めた。説明のできない気持ちを描いている。何を書いているかよく自分にもわからないけど、火山みたいだなと思うことがある。