2015-01-01から1年間の記事一覧

済洲島より風の便りを受けて

韓国済州島から便りが届く。 島は秋の訪れで庭のススキが風にじっとしていられず踊っていると書いてあった。 島は風がきつい。島は冬が厳しい。 島は特有の文化と言葉がある。 島は春の訪れが待ち遠しい。 ススキの写真の右上には海から上がってきた海女の姿…

平野の祇園さんとトンカ書店のお知らせ

2ヶ月以上ぶりのブログです。 読んでくれている方いらっしゃるのかな。。忘れられているかな?と思いつつ。今日はお知らせ二つです。 東北のことや、最近のことや書きたいのですが、 少し前から極度のドライアイで眼科通いのため、なかなかパソコンを開く気…

今日のあたりまえ

暮れていく。山の風が涼しい。 草と土の匂いがしている。深い緑色の向こうは夕暮れの青。 光が雲を鏡にして流れていく。路地の花壇で黄色い花が揺れています。坂の下からご婦人二人。 買い物帰りかな?おしゃべり愉しそう。 虫の多重奏。どこにいるのかな?…

ページを捲る

今日からギャラリー島田さんでの展示がはじまりました。 この展覧会「本への偏愛」の主役は、一昨年99年間の幕を閉じた神戸元町の海文堂書店の元店員平野さん著者の本「海の本屋のはなし」です。 出版を記念して約20名の作家が本をテーマに出品しています。 …

夜ひとつ

アトリエを出ると向こうにゆりかご形の月と星2つ。 ほっとひといき。今日は早朝から13時間半作業が続いたため、首肩ががちこち。 宮沢賢二さんの銀河鉄道の夜を描いています。 今週末から神戸のギャラリー島田にて 本への偏愛 という展示に出します。 詳し…

日本の風景、その一日 (三)

リピさんと再会する日の朝、近くの神社でコナラの落ち葉を八枚選び、藍のハンカチに包みプレゼントしました。インドへのお土産は、兵庫の名品 明珍風鈴を手渡しました。 シャンティニケトンの風はどんな音を奏でるのだろう。リピさんは丹波の路傍に咲く野花…

日本の風景、その一日 (二)

家の前の路地は花の香りです。 今日は蜂も蝶もよく飛び回り、夏のような日差しのもと風が草を揺らしています。 蟻はミントの柔らかな丘を早歩き、青虫は南天の葉の裏に隠れ、 川はぞおぞおと石を滑っていきます。 隣の家の屋根にはアライグマがやってきまし…

日本の風景、その一日 (一)

天上に北斗七星。 その輝きは永遠にさえ思えます。 日曜日はインド、シャンティニケトンからの友人と丹波立杭焼の里と神戸の山里、淡河で茅葺屋根の家に住む陶芸家の一家を訪ねました。 友人はベンガルの自然の中に住む高い感性を持つ陶芸家で、展覧会を機に…

夢をみよう◎

人生何があるかわからないからね。母が横で呟いた。 なんだ?と思い振り向くと、プロ野球中継。 追い上げられる巨人軍への声援だった。人生何があるかわからない。母の呟きが気楽に夢をみさせてくれる◎

携帯電話番号 

調子が悪かった黒い携帯電話が、とうとうほぼ一日立ち上がらず、新しい白い電話に替えることになりました。原因は積み重なる疲労からと言いたいですが、 私の接し方が悪かったのかもしれません。今日はそんな私に約二年付き合ってくれた黒を何度も撫でていた…

おわりとはじまりのあいだ

おわりとはじまりのあいだ春、星ヶ丘での展示が終わりました。 ありがとうございました。素敵な時間だった。これからも星ヶ丘のファンです。またね 星ヶ丘!

緩やかな始まり

枚方市駅から私市線に乗り星ヶ丘へ。 列車を桜の花びらが追いかけてきます。今日はおべんとうの会もあります。 母特製の卵焼きときんぴらごぼうを持って到着。星ヶ丘駅にて。

ゆべしおいし◎

帰りのスーパーでおいしそうなプリプリゆべしを見つけました。 盛岡の千秋堂の胡桃ゆべし。 盛岡だ、とすぐレジへ。岩手のくらしと民俗芸能のことが冊子となった「とりら」の編集をされている画家の飯坂真紀さんのことを思い出しました。 飯坂さんは、ゆべしの…

星ヶ丘洋裁学校

4月12日まで、大阪 枚方市にある星ヶ丘洋裁学校にて、絵を展示しています。星ヶ丘へは自宅がある神戸から約1時間。 大阪から40分ほどです。昭和20年代に建てられた木造校舎では、洋裁学校や陶芸教室、ギャラリーが開かれています。 裏庭の小屋にはカフェが…

2011.3.11以後(1)

明日で4年。2011年3月11日。 「東北で大変なことが起きている。大きな地震で津波もきている」 と、美術家マスダマキコさんの声が聞こえてきました。 私はちょうどC.A.P.のアートフェアの準備をしている最中でした。 隣の部屋にいた東野健一さん(イ…

新しい春

お雛さま。 そして神戸の風物詩「いかなご漁」が解禁となり、あちらこちらから醤油と砂糖でいかなごを焚く甘辛い匂いが漂ってきます。 春のはじまりです◎さて、4月1日から12日までは大阪の枚方市の星ヶ丘洋裁学校で個展があります。 タイトルは「おわり…

絵を描くこと

先週まで楽しんだQ2の時間の中で、描きはじめた絵を、もう少し、終わりと思えるまで描きたくて昨日作業をしました。 絵はまだ、完成ではないけれど、ここまで進みました。

Q2「旅の終わりに」

「旅の終わりに」大好きなQ2。こんな時間があるんだよって誰かに伝えたくて何度もここで会を企画しました。2010年。ひとりで珈琲をいれ、人を待った「daily 海の上で過ごす7日間」からはじまり、 今回が最後の会となりました。「高濱浩子 旅の途中」タイト…

Q2より_2015年2月22日

今日のメニュウはタイタニック号のフルコースより2品。

Q2より_2015年2月22日

チャイ屋。

山より_2015年2月18日

私の住む町まで汽笛が響く。

Q2より_2015年2月15日

低く響く汽笛。きっと私の町の山まで届いている。 横に停泊していたseven seas voyager号が韓国仁川に向けて出航していきました。

Q2より_2015年2月14日

壁に絵を描き始める。 テーマは「調和」にした。

Q2より_2015年2月14日

さて最後の旅のはじまり。 搬入の日を迎える。バックパックと手提げ鞄ふたつ。 インドで描いた絵、本、陶器、松ぼっくり、私書箱1284、敷物に湯たんぽ、 4mの壁画に絵を描く為の、アクリル絵の具と筆6本。後ろを振り向くと、マンションのような船が近…

Q2にて

海は文明が交わるところ。 誰のものでもない、奇跡のようなところ。

海の向こうを思う_フィリピン

フィリピンの山奥への道で、戦争の跡地を見ました。 深い深い山並みの中に、ときどき異様な風景を見ました。 他の場所と違って、木が植わっていないのです。 70年前に日本軍が進攻した村のあった場所は、汚れの地とされ、住む事も木を植える事もなくなった…

海の向こうを思う_カタルニア

自然の形は美しいと思います。それは調和がとれているからだと思います。 この松ぼっくりはまだ開いていないので、六角形のパーツが三方向に螺旋状に並んでいます。 開いた松ぼっくりをよく観察すれば、きれいな螺旋形になっていることに気がつくと思います…

海の向こうを思う_インディア

小さな頃は大雨の日はきまって停電になりました。 「懐中電灯どこー?ローソクはー?」って叫んでいた。 そう言えば、冷蔵庫も停電していたんだって今になって気づきました。でも母も祖母も特に困っている様子はありませんでした。この間、アンタイルさんで…

海の向こうを思う_ブラジル

しばらくQ2のこと書きます。Q2に一日いると、海の色そして海の形が変わり続けていることに感動します。 とてもあたりまえのことですが、そういうあたりまえのことのおかげで、心のリズムに気がつきます。 晴れても雨でも嵐でも、いいです。___この神戸…

愛しのQ2

神戸港上屋Q2にあるCLUB Q2。この3月でC.A.P.が撤退することになりました。 大好きだったQ2で3日間過ごさせてもらいます。ぜひいらしてくださいね。 __「高濱浩子 旅の途中 描いたもの出会ったもの」 船旅のように 海をみながら ぼちぼちと 食べたりの…