今年の３月、西麻布にあるスイッチ・パブリッシングhttp://www.switch-pub.co.jp/ 直営のカフェ＆本屋Rainy Dayでの展示作業以来、久しぶりの東京だった。新幹線で東海道を東へ行く。近江を通り伊吹山が見える辺りは、私の好きな風景で、春の野花、夏の青い…

彼岸とは煩悩を脱した悟りの境地だと書いていた。 うつそみの 人なる我や 明日よりは 二上山を 弟背（いろせ）とわが見む 大伯皇女（おおくのみこ）が弟である大津皇子の屍を葛城の二上山に移し葬るときに作った歌。大伯皇女は大和に帰るまで伊勢の斎宮につ…

グラフィックデザイナー伊勢田雄介君の作品「うみのえがお」です。このポスターをみてうれしくなりました。ほっとして、美しいなって思いました。 http://www.ithinkobe.jp/kobe-code/ 伊勢田君は私の案内状や本のデザインをしてくれている人です。

この数日、母はみつ豆の話を熱く語っている。「あのみつ豆に入っている黒エンドウ豆がなかなか手に入らない。黒エンドウが入っている美味しいみつ豆が食べたいのに。青エンドウじゃあね〜っ」て。今晩は帯広のおばから送られてきた稲黍（いなきび）にミルク…

昨日はいつもの珈琲屋さんで遅めの朝食。坂を下ってしばらく行くと私の通ったいずみ幼稚園（神戸教会）が見えて来る。その横で今WAKKUNの展覧会が開かれている。タイトルは「絵と字と言葉」。ワックンの、太古の時代から続く命への感謝と未来へのメッセージ…

彼女の本棚に知人大竹昭子さんが記した「須賀敦子のローマ」「須賀敦子のヴェネツィア」を見つけたのは数年前の夏の終わりだった。白山を愛しその麓に彼女が住み始めてから数年目の秋の収穫の始まりの頃である。私はその夏、鈍行列車で彼女をたずね、数日間…

夏の一日。

日が短くなってきた。六甲の北側ではもう稲穂が頭を垂れ始めているそうです。この星は赤道では時速１７７６kmの早さでまわり続けているらしい。ざっくりとした計算ですが、私が住んでいる神戸ではおおよそ時速１３００km、秒速にすると３６０m以上。まわる星…