太陽と月

今日はものすごく強い光景に出会った日だった。。
いつも額装をお願いしている頼りになる友人M氏と、パートナーでアコーデオンを弾くSちゃんとともに、摩耶山上に。彼らの家の最も近い駅は、ケーブル摩耶山下。家で過ごした後、上へ向かいました。久しぶりの摩耶山上。今日は冷気が漂っていて、凛としたとても気持ちいい天気でした。大阪はもちろん、飛鳥あたりまではっきり見渡せました。その後。山上の駅から少し歩いた所にある天上寺に行こうということになり、山道を寄り道しながら10分ほど歩きました。天上寺は何度も摩耶山に行きながらも一度もお参りしたことがなく、最近は町の方から、近々行こうと眺めていただけに、やっと来れたという思いでした。
そこからの景色に驚きました。
ちょうど夕刻。南西を見下ろすと、淡路島が手が届きそうなくらい近くに見え、それもまるで真北から眺めているように淡路の山が連なって見えました。友人は「まるで仙人の居場所のよう、神秘的。。」と。私も同じような事を思いました。やはり淡路です。その横にはもう1つの国産み伝説の沼島(ぬしま)もはっきりと見えていました。そして淡路の奥には徳島が。沼島と岩礁が続く大毛島の竜宮の磯をおもいました。遠く西北に目を向けると、家島諸島(兵庫)、牛窓(岡山)まで眺める事が出きる日でした。真っ赤な夕日はちょうど小豆島(香川)に落ちていきました。あの向こうにインドがある。摩耶山は古くからの信仰の山で、その名は、釈迦の母上まや夫人からつけられたそうです。
悠々たる光景の余韻に浸りながら、山上へと帰る途中、開けた東の空に大きな満月が浮かんでいました。あまりにゴージャスな組み合わせです。今しがた見た紅い大きなマルが今度は白熱のマルに変身して現れたよう。
これほどの月光を見るのは初めてです。目がやけそうなくらい強い光でした。
今日も一日ありがとうござました。