鮭を捌く

ところで、魚をさばくことを捌くと書くのですね。テヘンに別。どちらかと言うと「分」という字を使いそうなのに、「別」なんだ。
今日は帯広に住む叔父から毎年恒例の鮭一尾が届きました。十勝の情報が載った新聞の包みを開けると、銀色に光る鮭がずっしりと現れました。母は帯広生まれ育ちなので、幼い頃から知っている、十勝川に登ってくる鮭の姿のことを話してくれました。泳いでいる時の鮭は、腹の辺りが赤から紫色をしていて、何とも言えない色だそうです。インドにいるときに「どうして蛍は光っているのか?」と友人にきいた事があります。友人は「タンパク質が発光している」と教えてくれました。だから人も光っているはずと。暗闇でも眼が利くシャンティ二ケトンの村人は、人が発する光が見えていたのかもしれない。
鮭の捌き方は幾度となくみてきましたが、今日は私も出刃包丁片手に手伝いました。
これが終わると、師走です。