「ガウディと未来」より

「ガウディと未来」外尾悦郎氏(サグラダファミリア贖罪聖堂(バルセロナ)彫刻家)2010年7月13日/京都嵯峨芸術大学にて

・人は数で考えてきた。しかし数では解き明かせないものは必ずある。時計を調整する様に、時間がそうであるように、どこかで微妙な調整をしないといけない。調整というものが必ず必要だ。人の心もそうだと思う。

・本当のもの、すべてをあらわすことができないもの。みえないものをみようとすること、きこえないものをきこうとすることが、人にはある。それをする事が出来るのが人間。

・自分を迷子にする。

・オリジナリティはオリジンに戻れ。

・言葉。見えない葉っぱを口から出す。それをうけとり葉っぱの栄養をうけとろうとしている。心のこもった言葉は心にすとんと落ちて来る。生命の世界では同じ言葉でも新鮮(心がこもっている)か古いかで違う。生きている間には言葉が必要。

・時間は通り過ぎるものではない。

・ガウディは3つの答えを1つの答えで出そうとした。構造、機能、象徴。

・答えより疑問の方が大事だ。疑問のない答えほど意味の無いものはない。疑問をもつことに意味がある。

・1つのものをつくるには、必ず無駄なエネルギーがいる。人が生きる、仕事するには、無駄が要る。

・僕には限界がある。だから皆さんからの質問が収入。

・闇と光。光があるから、闇がある。

・総合。

・すべての始まりは熱。あなたから出てくる答え(果実)。

・今がその時。その時が今。今が自分の待ち望んだ時。

・永遠と瞬間はひとつであり両方が認め合っている。

・自分を溶かそう。ルツボに投げ出す。そして未来をつくろう。