帰りに

あまりに気持ちいいから、自転車を押しながら帰路につきました。
沈丁花の甘い香りも、ちいさな黄色い花をつけた雑草も、こぶしのつぼみの初々しさも、すっかり春ですね。
普段は通り過ぎてしまうギャラリーにも立ち寄りました。少し奥まったところで、静かな時間です。
しばらくして芳名録に名前を記し、扉の横にあるテープルを見ると10円玉が一枚、そこにありました。
誰かに何かを伝えるため?声をきくため?
10円玉で話す時間を想いました。