桜の頃に

今朝は風が強くて路地はできたばかりの桜色でした
夕方学校の仕事が終わり雨上がりのいつもの道で緑の深さに救われました
足元の白つめぐさの息づかいも、鳥の囀りも、辺りは汚れを地に還し、ただ光を浴びてただ風に身を任せています
強い風に堪えたチューリップはすっかり天に向かっています
雨上がりほど清らかな時はないと思います
生命が立ち上がり目の前に現れることに感動します
私が最も好きなタゴールの詩を思い出します

ジョルポレ パタノレ
雨が降り、葉が揺れる

その音に耳を澄ませる日でした