新しい家

09/09/08
あっちゃんずいぶん回復する。今日はコルカタに行く日。8時に学校へ行き、作業をし、帰ってきてごみを焼く。コルカタ行きのシャンチ二ケタンエキスプレスは1時過ぎに出発する。火を作るのはとても難しい。マッチをするところから始まるが、焼くものの積み上げ方、空気孔の作り方。風の向きを読んで、マッチから新聞へ、それをほかのごみに移していく。火を操れるようになるということは、凄い。

10/09/08
朝五時半に起きる。6時にはもう始まっているチナバザール(中国人マーケット)に朝ごはんを食べに行くため。宿から40分ほど歩いたところ、ちょうどお腹がすいた頃、たどり着いた。モンゴロイドの顔をした女性達が屋台を出していて、つみれ入りスープに肉饅頭やシュウマイを食べる。おいしい!それに屋台からの湯気は食欲を倍増させる。ほかに豆腐や葱も買える。コルカタとシャンティニケトンしか知らない私にとって、コルカタは大都会だ。午後3時半、ハウラー駅へガンガー(ガンジス川)を船で渡ることにする。光が降り注ぎ、茶色の水面はきらきらとダイアモンドの屑を散りばめたようだ。籠でできた屋根がついた一艘の小舟が釣り人を乗せゆれている。雨粒がひとつふたつと落ち始めた頃、対岸の駅に着いた。ハウラー駅のホームは土砂降りの雨でもうすぐ先が見えなくなっていた。夕刻、発車。シャンティニケトンまでの田園風景は本当に美しい。どこまでも続くライスフィールドに夕日が差すと、水辺は紅色に染まる。人々は笑い、時折大声で感情をあらわにし怒る。もうすぐボルプールに着くだろう。
11/09/08
今日はとんでもないものを見てしまった。知らせとともに彩光と風が訪れた。
12/09/08
風邪をひいたみたいだ。学校で作業し帰って寝る。
13/09/08
よく寝たせいか、ほぼ回復。鼻水もおさまる。プジャ休みの計画を立てる。
14/09/08
学校の行事イントロダクション。モニプリダンス美しかった。少しホームシックになった。
15/09/08
満月。新しい家に引越し。こんばんはあっちゃん宅に泊まる最後の夜。新しい家の掃除を終えて、夜道を走る。どこかから笛の音が聞こえてくる。たどってみるとリクシャーワーラー(サイクルリクシャーのおじさん)が自転車の席で奏でている。道に自転車をとめて聴く。ペダルをこぎ始めても、波のように寄せる音。闇。こんばんは満月。イタリアン料理とラスグッラ(白い丸いお菓子)で食事を終え、外に出ると雨はやみ、あたりは明るかった。
16/09/08
新しい家に行く道は、赤土に大きなくぼみがある。豪雨の後には膝ほどの深さの水溜りができるそうだ。
17/09/08
昨日今日と雨がよくふる。「月の図書館」の作業をする。
18/09/08
タゴールは最初にみた日本は神戸。
日本学部にはじめていく。月のことを調べる。
19/09/08
疲れてすぐねた。
20/09/08
大家さん夫妻が夕食を招待してくれる。
ごみの捨て場所を聞くと、柵の向こうに投げ入れろという。