春がきた。

ベンガル暦では今は第11月ファルグン月にあたる。1年の終盤だ。第1月は暑さ真っ只中の4月に始まるようだ。今は花が咲き乱れ、新芽が吹き出し、地面には色とりどりの落ち葉で満たされている。冬の間、落葉せずにいた木々が新芽を出すのと同時に葉を落とすそうだ。先日、とても風の強い日があり、日本でいう春一番のようだと思ったが、それをきっかけに季節は本格的に変わった。強い日差しが数ヶ月ぶりに戻り、夜は布団が必要でなくなってきた。風はあらゆる家の扉をたたき、大地は歓喜の歌を歌っているようだ。