花鎮め

久しぶりに三輪へ向かった。母と二人で。
みむろやま 母と山ブキやわら路の ににんさんきゃく 八重のほほえみ 
メモと鉛筆を持つ母が句をよんでいた。それで私も一句。うん。。楽しい。ここは私の大好きなところ三輪山。初瀬川と巻向川に囲まれた朝日が昇るやわらかな山。近鉄電車に乗り三輪山が近づいて来ると、恋人に会うように心が歌いだす。それには理由なんてなし!今日は三輪山の湧き水をたっぷり体に流し込み、甘い花の香りを入れて、花鎮祭の御弊を手に帰ってきました。
大神神社と摂社狭井神社では、毎年4月17日に二千年の古例によって鎮花祭 はなしずめまつり(薬まつり)が行われます。陽春、桜花が散る頃は色々と悪い病気が流行する季節にあたりますので、疫病のおころうとするのを鎮めるために、お祈りするお祭りです」
この時期は天候の変動が激しくて、体調を崩しやすいと思ってきましたが、二千年も前からこのようなことが行われていたのですね。