今晩の甘いもの

この数日、母はみつ豆の話を熱く語っている。「あのみつ豆に入っている黒エンドウ豆がなかなか手に入らない。黒エンドウが入っている美味しいみつ豆が食べたいのに。青エンドウじゃあね〜っ」て。今晩は帯広のおばから送られてきた稲黍(いなきび)にミルクときな粉とお砂糖少しを混ぜたものを、九谷の赤い器に入れて出してくれました。あ、稲黍は「どん!」したもので、幸福駅のあった幸福町から来たものです。私は私であの駅舎が懐かしく、母は横でふるさと十勝にいた頃の糠平の話をはじめました。