インドのこどもたち_2

靴を履かず、
服は破れ、

靴を履いていないで歩く足は、指と指の間が開き、1本1本の指先が吸盤のように大地をつかむような形をしている。足は股関節から無駄なく伸びている。
背中のファスナーが開いたままの服は、風を通しているし、腰に巻き付けた布は破れようがちゃんと汗を止める。継ぎはぎのサリーはどんどん丈夫になっていく。

電気のない家は、
電気に囲まれたところでは気づかない静かな時間がある。

選択できること、できないこと。その中でできること、できないこと。