フォキールの家族

鉄道からずいぶん離れたムスリムイスラム教徒)の村に住む、フォキールの友人家族。フォキールコキールともいい、吟遊詩人のことです。「ひろこ、心の中には神様が住んでいるんだよ。その神様と話をすればいい。そうすれば、ほらっ絵が描ける。」そう言って筆を魔法使いの様に踊らせます。
周りは田園が広がり、池では誰かが沐浴をしています。電気はありません。夜に訪れた事はないけど、きっと新月の夜には満天を仰ぎ、どこか遠くからやってくる風で涼んでいることでしょう。