味噌ラーメン

下北駅に着くと夜で、宿泊予約を入れているホテルの灯りを確認してから駅前の食堂に入りました。こってり味噌ラーメンを注文して見るでもなくテレビから聞こえてくる笑い声を聞き流していました。ここはどこなのか、どうしてここまで来たのか、記憶を失ってしまった様にしばらくテーブルの上のコップを手にしたままでしたが、ふとこの2週間盛岡での公開制作で出会った人達の事を思い返すと、一人で下北まで来たことを思い出しました。名もない時間は心を解きほぐしてくれます。