フレームズ「記憶の標本箱」と宴日の絵

CAPグループ展「フレームズ」がはじまりました。

【この「フレームズ」は、作家が作品にあわせて額を選ぶのではなく、抽選によって当たった額から作品を制作してみようという試みです。額の形や仕様の違いはもちろん、額の使い方も作家にゆだねられます。さて、どんな作品ができあがるのでしょうか。】

というこの企画で私は飴色の飾り気のない私好みのフレームが当りました。

描き終えた絵には、額に入れたいものと入れたくないものがありますが、額に入れると絵が標本箱に納められた感覚があります。絵というのは気を持っているのでそう思うのかなと思います。
今回は額ありきなので、まずこの額に納めたい紙を選びました。
インド留学時代、ネパール手透き紙を古典的な方法で紙張りした生成色の台紙を額に合わせてみると、ぴったりだったので、額の大きさに合わせて切りました。
そしてインドの川で拾った泥石と顔料を使って、私の記憶を描きました。
今回の絵は私の記憶の標本箱です。ぜひみてください。

3月30日(日)までC.A.P. Y3で開催しています。
神戸市中央区山本通3-19-8
神戸市立海外移住と文化の交流センター内
phone+fax 078-222-1003
http://www.cap-kobe.com/studio_y3/2014/01/09125706.html

そして今日は5月10、11日に大阪四條畷であるイベント「宴日」の為のチラシ絵を描き終えました。絵は私の正直な姿ですので、チラシの絵になると思うと、これが受け入れてもらえるのかどうか、わからなさすぎて、心細くなります。絵は明日デザイナーに送りますが、封を開けたとき何を感じ受け取ってくれるのかわかりません。

今夜は月がきれいだなと思いました。