フィリピン再訪 演劇ワークショップでアジアの農村をつなぐ レポート1

演劇ワークショップでアジアの農村をつなぐ レポート1
「いざイフガオへ」

イフガオ州の棚田の村で「農業」をテーマにした高校生の演劇制作。
その発表のための背景幕をどうやって描くかを学んでもらおうワークショップ。
3×5メートリくらいのでかい絵。
高校生20人くらいを対象にしたもの。
「関心ありますか?」
というまりこさんからの連絡がこの旅のはじまりでした

ここで登場する反町真理子さんは、フィリピンの天空都市、なんと標高1500mにあるバギオを拠点とするプロデューサーです
テーマは山岳地帯の環境で(といってしまってもよいのでしょうか?まりこさん)コーディリエラ・グリーン・ネットワーク(CGN)という環境NPOを運営されて来られました
異国の地で、これだけの活動をされてきた精神力に脱帽です
そしてなんといってもその視点が鋭く優しく機転が利いていることに私はいつも感動するのです
さて、今回連絡をもらったのは6月の初めで実施は7月とのことです
一緒に担当するのは京都在住のアーティスト小池芽英子ちゃんです
めえこちゃんとは10年前くらいに京都のU空間で出会ってはいるけど、ほとんどお互いの事を知らないというところから始まりました
まずはめえこちゃんとご飯を食べたりアートのことを話したり、、そして今回について考えて行くには、まずは横浜に住む演出家花崎せつさんに話をきくことが一番!となりました
せつさんはこの演劇の骨となる部分のワークショップを担当されています
それを無しにして背景幕はあり得ません
世界遺産、世界農業遺産とダブル認定をされている世界で唯一のイフガオの棚田郡が抱える問題をみんなで考えるため、
ワークショップ参加者が様々な立場の人にインタビィーし、「聞き書き」という方法でモノローグのテキストをおこし舞台に立つのです
京都のめえこちゃん、横浜のせつさん、神戸の高濱ということで3時間以上の遠隔会議では、離れていると思えないほど、せつさんが感じた生のイフガオが伝わってきました
もっとイフガオのことを知りたい!と、まりこさんに薦めてもらった本、関口広隆さん著書「世界遺産を守る民の知恵」を早速読み進めました
イフガオはまだ、独自の儀礼も存在し神秘的なところです
フィリピンでは日本より精霊の存在を認めていると感じますが、ここの精霊はもっと強力なのかもしれませんね
お米の神様や、フォーチュンツリー(魔除け)があたりまえに生活に溶け込んでいます
さて、そんなことあんなことで、めえこちゃんと意見を交わし合い、大事に思っていることを確認しあい、2人して神戸港からフィリピンへと出発しました

あ、ここで忘れてはいけないのが、もう一方日本からの仲間が増えたことを報告します
竹本泰広さん(やすさん)
まだ会う前です

2018年7月16日