岩手再訪 20180405

2018年4月5日(木)くもりと晴れの間

都南図書館内を案内してもらう。
きれいな大きな図書館に手作りディスプレイがかわいい。
最寄り駅の岩手飯岡駅から盛岡駅まで移動し歩いて材木町の光原社へ向う。
光原社は宮沢賢治の「注文の多い料理店」を出版したところで、敷地内には資料室や民芸品や喫茶ルームなどがある。
午前11時に光原社で絵本プロジェクトの澤口杜志さんと小田葉さんと待ち合わせをしている。
お二人は柔らかな笑顔が素敵な女性で、会ってさっそく敷地内を案内してくれる。
中庭の中央にある木が林檎の木だと教えてもらい、通りにある賢治さんの銅像と一緒に写真を撮ってくれた。
光原社の喫茶室でコーヒーとくるみクッキーを食べるととても美味しくて驚いた。
二人の人柄にリラックスして、初めて会ったと思えないほどよく話をした。
ハウプトマン作曲の誕生日の歌をこそこそばらしのように顔を寄せ合い歌ってもらった。
喫茶室を出て車で「うすゆきそう文庫」へ向う。
ここは杜志とお友達と3人で運営されている文庫で、うすゆき草は早池峰山にある高山植物エーデルワイスのような可憐な花らしい。
早池峰山は憧れの場所なので、なにかそわそわした。
「お昼ご飯はね〜」と盛岡名物の福田パンコッペパン)を6種類も用意してくれ、みんなで分け合うのに各味のパンを4分割してくださった。
それをスープとコーヒーと食べる。
午後2時になると子どもや大人がやってきた。ここは塾でもないし家でもないし皆の憩うところ。
小学生は明日から学校だと話してくれた。
「今日は特別ゲストがいらっしゃいますよ」と紹介を受け話をすることになる。
何の話をしようかな、、と思ったけどインドのことにした。
インドのかまどの話から「エンザロ村のかまど」を読んだことがあるか?という話になる。
午後3時になると、うすゆきそう文庫を運営する三人が揃い、語りやわらべ歌がはじまった。
優しくて、静かで、ほっとする。
ここはシェルターみたいと思った。
つくしはつんつんでるもんだ。。。というわらべ歌も習った。
幸せな時間を過ごし、うすゆきそう文庫をあとにした。
車で紺屋町で降ろしてもらい喫茶クラムボンに寄る。近くにできた本屋に寄りながら肴町まであても無く歩き、ナナックで小綿さんの迎えを待つことにした。
家に帰ると、甥のたかくんも来て大変賑やかだった。
早池峰山に咲くうすゆき草は、山の中にそっと佇んでいるのかな、、そんなことを思いながら、おやすみなさい。