2009-01-01から1年間の記事一覧

鶴とだれかと

誰かとごはんを食べるっていいな。

植樹祭

八月の学校、タゴールの命日に植樹祭がある。朝から美術学部ではみんなで飾り物を準備。途中でチャイが振る舞われたり、終わり頃はティフィン(お弁当)が振る舞われたりする。お弁当の中身は、ゆでたまご、ミスティー(お菓子、ミルクで出来たものとか)バ…

ヴィシュヌプール

秋野不矩さんの描く絵はとても好きだな。不矩さんはこのヴィシュヌプールを描いた。「廻廊」1984年ヴィシュヌプールは、私のいたシャンティ二ケトンからバスで6時間くらい、コルカタとの間あたりに位置する古くに栄えた町。王様がこよなく芸術を愛して…

その後

日本に帰って来てひと月が経った。やっと心が追いついたようで、それまでは夢の中にいるのか、現実とは何なのかわからないような感じで、目が覚めるとシャンティ二ケトンにいるような気がしていた。けど、日本に帰って来ているみたいだ。 インドでの生活を振…

シャンティ二ケトン。

01/05/09 体、、大地の樹。何の後悔も残さぬように次に向かう。ミニアチュール絵画模写再開。 02/05/09 風がよく吹く日だった。ミニアチュール、友人の作品展示をみて、シュクマルダーのところでご飯を食べて、AMAR KUTIRに向かう。赤い花が回廊をつくる運河…

ボイッシャック月。

15/04/09 シュボボノボッショ! 新年あけましておめでとうございます。 朝からガラスの礼拝堂では礼拝が行われた。それに少し参加し、すぐスタジオに向かい絵を少し描いて、牧野先生宅にサリーを着せてもらいに行く。白いサリーを着て、アムログンジョ(マン…

チョイットロ月の終わりに。

04/04/09 のぞみさんと村のはずれ。池のほとり、星と月の下。夕日を眺め、ヤシの酒をのむ。水紋、沐浴する女。道の向こうの点のような灯り。曲がって象の鼻のようなヤシの木。のぞみさんに笑いかけるように手を振るヤシの葉。夕刻のホラ貝。 05/04/09 oval.s…

はじめてのインドの夏。

昼間は45度を超える暑さ。自転車で走っていると熱風で肌が痛い。女性はショールですっぽり顔を覆っている。インドの人の習慣をまねしているとどうにか過ごせるもので、彼らから夏のすごし方を教わるようにしている。水分は切らさぬこと。まず水に塩と砂糖を…

終わりとはじまりに。

最後の作品提出が終わった。学校内の部屋を使っての展覧会のようなものだ。「SOUND」という楕円を描いた絵を29枚並べた。 Oval shape with two points.For example,someone and somone.something and something.somewhere and somewhere.It's Sound. 廊…

ここ。

01/04/09 早朝コルカタへ。駅のチケットカウンターは予想以上に大勢の人。並んでいる最中に列車が到着。プラットホームに行けず、線路に飛び降り列車によじ登ってセーフ!飛行機のチケットを買う。帰りは荷物台によじ登り、座って帰ってきた。いろいろとあっ…

綿毛の頃。

12/03/09 体が思うように動かない。眠たい。 13/03/09 花をすくいながら行く。赤い花、白い花。大きな花、小さな花。風車の花が咲き始めている。 14/03/09 学校に着くと無数の綿毛が空に舞っていた。無重力空間にいるみたい!ポラーシュの花は赤く樹は 黒炭…

歓喜のときへ。

19/02/09 ブリジットといつも電車から見ている村に出かける。そこは18世紀王様が住んだ処。大きな川は乾季の今は干上がり、廃屋となったインディゴ工場があった。寺も傾いているものが多かったがどれも時のオルゴール箱のようだった。夜はベンガルの村で踊…

ホーリー!

町はにぎやか。明日はホーリー祭。冬の終わりを告げる祭り、満月の日に行われる。あちらこちらに色粉やホーリーの花ポラーシュ(ヒンディ語ではパラーシュ)で作られた首飾りが売られている。シャンティにケトンでは明日朝7時からタゴールの歌に合わせて木…

変わる。

26/01/09 ダンスのレッスンは、音と体が一体になっているようで気持ちいい。何億年かけてこの体になった人。これがこう動くとこんなに美しい。 27/01/09 よく眠るし、よく眠たくなる。 28/01/09 昨日にも明日にもよりかからず。 29/01/09 サンタル人の村は昨…

春がきた。

ベンガル暦では今は第11月ファルグン月にあたる。1年の終盤だ。第1月は暑さ真っ只中の4月に始まるようだ。今は花が咲き乱れ、新芽が吹き出し、地面には色とりどりの落ち葉で満たされている。冬の間、落葉せずにいた木々が新芽を出すのと同時に葉を落と…

誕生日をむかえる。

40歳というのは私にとって節目となった。今までにはない意識で向かえることができた。それまでの2週間ほどなぜか重い雲が乗っかっているような雷が今にも落ちてきそうな(事故にあいそうになったり自転車から転倒して吹っ飛んだり)かんじだったのが、誕…

シャンティニケタンにて

きらきらとその黒い瞳を輝かせ 裸足で大地をかける こどもたち。 太陽と月と風に愛されるもの。 薪をくべ 炎をみつめるひと。 その恐ろしさを知り 恐れることなく みつめ立つひと。 火と水と大地と風に愛されるもの。 暗い闇の中 月と風と話をしながら 行く…

次のはじまり。

10/01/09 デリーに着く。演劇学校。テントの下での楽しいひと時。 11/01/09 11時間遅れ早朝3時コルカタに着く。郵便物をひろげる。 13/01/09 郵便物を並べる。 14/01/09 本能的なところで探ってみる。 15/01/09 ガリシアのホセと出会う。 16/01/09 コルカタ…

旅に出る。

29/12/08 一人でプラットホームに立つのは気持ちよい。置いてきたものなど何もない。 30/12/08 バラナシに着く。ガンガーに息を呑む。火葬場、スケッチ、舟。 31/12/08 朝、深い霧の中から舟を漕ぐ音、沐浴の服をたたきつける音。大学、出会い、再会、スケッ…

祭りのころ

19/12/08 クッキーから目を放した隙に見事に蟻の家のようになっていた。「さよならこどもたち」少年がかばんひとつででていくところが好き。 20/12/08 手紙が2通届く。能の上映が中止。演目は「紅葉狩り」だった。観たかった。ジョイとマリの家をたずねる。…

丑年

デジタルで挨拶というのも好きでない。 だれに言っているのかかわらない、あけましておめでとう、なんて何の意味があるんだろう。でもなんだか誰かに大きな声で言いたい!あけましておめでとう!! 長い間、これをかく気に慣れなかったようだ。シャンティ二…